大量の粗大ゴミの処分方法


年末の大掃除や片付けをすると出るのがたくさんのゴミです。普通のゴミの日に出せるレベルなら問題ありませんが、不要になった粗大ごみがたくさん出たときは処分に困ります。

今回、一年間で壊れた家電や電子機器、使わなくなった家具などが結構な量出ました。

自分が住んでいる自治体では、粗大ごみを出す場合は、粗大ゴミ券を購入して、役所でゴミ回収の予約をして、指定された日に玄関先に出しておく。一度に出せるのは3個までというルールになっています。
手続きは面倒ですが何とかなります。でも1回に3個までというルールがちょっと困りました。たくさんの粗大ゴミが出たので。

そんな訳でゴミの自己搬入をしました。自分で自治体のゴミ焼却場や埋立処分場にゴミを持ち込んだんです。こうすれば、個数の制限はなくなります。

「難しいかも」と考えていましたが、思っているよりも簡単で、一気にゴミが片付いて、達成感がありおトクな気になれました。

ゴミの自己搬入とは?

ゴミの自己搬入とは、引越しや大掃除等で大量のゴミが発生したとき、ゴミを車に乗せて、ゴミ処理施設に直接自分で持ち込むことです。

ごみ処理施設は、ゴミ回収車(パッカー車)やゴミ業者がトラックでゴミを運んでいく施設で、個人がゴミを持っていっても良いのか心配になるかもしれませんが、大丈夫です。多くの自治体では、個人でもゴミを持ち込むことができるんです。

ゴミの自己搬入のメリット

自分でゴミを持ち込むこと以下のようなメリットがあります。

  • 大量のゴミを一気に処分できる
  • ゴミの自己搬入の時間制約が少ない
  • ゴミ処理費用が安い

大量のゴミを一気に処分

今回の大掃除で出たゴミの量はとにかく大量です。ゴミ袋2~3個で収まる量ではありません。今回の場合、空き家となっている実家の大掃除なので、数十年間の生活用品や粗大ゴミがとにかくたまっていました。

  • 可燃/リサイクルゴミ(衣類/プラスチック/金物):30kg
  • 家電や家具などの粗大ゴミ:60kg

総重量は何と90kg!でもゴミの自己搬入なら問題ありません。

ゴミの自己搬入の時間制約が少ない

ゴミを捨てるとき通常は曜日や時間、搬出場所が決まっていますが、自己搬入の場合は、搬入先の施設が稼働していれば、自分の都合のよい日、時間にゴミを持っていくことができます。

自治体により違ってきますが、休日でもゴミを持ち込めます。お正月を除いて毎日ゴミ搬入を受け付けている自治体もあります。大掃除などは休日に行うことが多いので、ゴミ持ち込みを休日にできるのは大きなメリットだと思います。

※持ち込みは平日のみ、日曜は持ち込み不可、そもそも持ち込みを受付けていないという自治体もあるので注意して下さい。

ゴミ処理費用が安い

街の便利屋さんやゴミ回収業者にゴミを持っていってもらうと結構高額な費用を請求されることがあります。

ゴミ回収業者の料金体系は以下のようになっていることが多いようです。

  • 基本料金(5000円前後)+品目(小型家電1台 数千円等)
  • 軽トラ1台分で3万~5万円

これに対して自治体のゴミ処理施設に持ち込む場合の料金は以下の通り。自治体により料金は違っています。

  • ある自治体は、持ち込み無料!
  • またある自治体は、10kgあたり数十円~数百円

業者に比べ、お得な料金です。自分で作業をするのはきついかもしれませんが、かなり魅力的。

ゴミの自己搬入のデメリット

メリットがあればデメリットもあります。と言っても解決が難しいものではありません。

  • 自治体ルールに沿った分別が必要
  • 持ち込み不可の物がある
  • ゴミ運搬の車が必要
  • 事前予約が必要な時がある
  • ゴミ発生場所の証明が必要な時がある

自治体ルールに沿った分別が必要

自己搬入でなくてもゴミの分別は必要なのでわざわざデメリットとしてあげなくてもいいかもしれません。しかし大量のゴミを分別するのは結構大変です。

紙ゴミは燃えるゴミ、プラスチックゴミは不燃ゴミ(可燃ゴミとするかは自治体もあり)と普段と同じ判断で分別することが必要です。ビンも中身をきれいに洗って、ラベルを剥がさなければならない。普段の少量なら簡単ですが、大量になると対応が難しくなりますね。

持ち込み不可のものがある

これも自治体により違いがあるかもしれませんが、リサイクル家電(テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機)やタイヤ、バッテリーなどは持ち込みが不可となっています。

この場合、これらは家電店や専門業者に出さなければなりません。

ゴミ運搬の車が必要

ゴミを自己搬入するということは、清掃工場やリサイクル工場までゴミを車で運ばなければなりません。ゴミの量(重さ)は、車ごと量ります。

ゴミを載せることができれば自分の車で問題ありません。トラックである必要はありませんが大量のゴミを捨てる場合はちょっと大きめの車を準備したほうが便利です。

そもそも車を持っていない人や自分の車にゴミを載せるのに抵抗を感じる人は、レンタカーがオススメです。

軽トラや業務用のバンをレンタカーで借りると良いでしょう。旅行などで楽しむための車よりも低価格でレンタルできます。

事前予約が必要な時がある

ゴミの自己搬入をする前に事前予約が必要な自治体があります。これも自治体により様々で事前予約なしにゴミ焼却場や清掃工場、最終埋立処分場に直接行けば良い自治体もあります。

予約手続きはインターネットや電話で行うことができます。事前予約のために役所に出向いて書類を書くようなことはないのでその点はお手軽です。

ゴミ発生場所の証明が必要な時がある

ゴミの自己搬入する時は、ゴミが発生した自治体のゴミ処理施設に持ち込むことが基本となっています。どこで発生したゴミなのか、持ち込む人が誰なのかの証明を要求される場合があります。
こんな時は、搬入者本人の本人確認書類を見せることで対応します。

まとめ

大掃除などで大量のごみが出た場合は、ゴミの自己搬入がとても便利です。ところがこのゴミの自己搬入制度は自治体によりルールが違っています

  • ゴミ自己搬入可能な日、時間
  • ゴミ分別ルール
  • 持ち込み可能なゴミの種類
  • 搬入時の料金
  • 事前予約の有無
  • 本人確認、ゴミ発生場所証明書の有無

これらのルールが違っているのです。ゴミの自己搬入をする場合は、各自治体のホームページを必ず確認して下さい。思い込みのままゴミを持ち込んでも受け取ってもらえないということになりかねません。

しっかり調べて実行すれば、一気にゴミを片付けることができとっても便利でおトクです。

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